2007年10月13日土曜日

カマルから夜電話あり、トミーは朝店へ来ている、全然心配ない。

マムンは三っ日泊まって300タカバス賃をタカっておとつい帰った。

なんでも読書   ◆◇◆◆
◆             ◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2007.10.09
Vol.2386                


『メトセラの子ら』

METHUSELAH'S CHILDREN





ロバート・A・ハインライン Robert A Heinlein
矢野徹 訳
出版:ハヤカワ文庫SF 1976年
定価:583円(税込)
ISBN4-15-010181-7


▲▲             
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



☆..。
☆★☆..。..。
☆..。




まだ、なん読でも途中までしか紹介できていない
「愛に時間を」。この小説の主人公ラザルス・ロン
グが最初に登場したのが本書。私は「愛に時間を」
のほうを先に読んだのですが、本書の発表はじつに
1941年。それから三十年以上も経って、「愛に
時間を」が書かれたのです。ハインラインも本書を
書いたのが三十代前半のこと。絶版。  

長命の家系を持つ人々を選別して仲間に引き入れ、
さらなる長寿の血統を生み出そうとしたハワード財
団。その成果として、一般の人々よりもずっと長生
きで、若々しい外見を保った十万人もの集団ハワー
ド・ファミリーが誕生していた。ファミリーはそれ
まで隠してきた自分達の存在を世界に明かすことに
決めたが、それは失策だった。

世界中の人々は、長命なファミリーのメンバーに対
し嫉妬と憎悪を感じ、長寿が単なる遺伝だというこ
とを信じなかった。二十代後半に見える女性メアリ
イ・スパーリングは、実際には百八十三歳に達する
ファミリーの長老株だった。彼女はミシガン湖の湖
底にある秘密の会議場へ赴き、問題を解決するため
に会合を開くのだが、出席者の中に自分よりも年長
の男がいることを知った・・・・・

冒頭からいわゆるジェットコースター的なスピード
感あふれるストーリー展開。一匹狼のラザルス・ロ
ングがファミリーを宇宙へ旅立たせるため、大活躍
する前半。最初はメアリイが主人公だったのに、い
つの間にやらロングに変わっているのが愛嬌。長命
族と短命族との対決だったのに、これもいつの間に
かなしくずしに解決がついてしまい、後半はなぜか
宇宙旅行。この辺は、さすがにハインラインも若か
った。

とまあ、こんな風に小説としての構造は無茶苦茶と
言っていい。しかし若さあふれるハインラインとい
うのも面白い。何より十万人のファミリーを強引に
宇宙旅行に連れ出してしまう、大ざっぱさがかえっ
て新鮮。後半は、まるっきりガリバー旅行記ですね。

『あの子の父親は、わたしの二十七番目の子よ』

「行政長官は、いわゆるハワード・ファミリーの全
員を拘留し、訊問するよう指令されました!」

『とにかく、自分の孫の一人と結婚する気にはなら
ないね』

『何でもこんなに容易なことには、どこかに障害が
あるものだよ』

いかにもハインライン的な主人公ラザルス・ロング。
一匹狼で自由人。組織の一員というのはとても無理。
後半はファミリーとともに宇宙旅行しますので、そ
の個性もちょっと死んでいます。この点が、前半と
後半が別物に見える原因でもあるのです。ハインラ
イン独特の未来史が、本書で始まったと見ても間違
いではありません。

小説的にはともかく、ハインラインのSFのアイデ
アはたっぷり詰まっていまして、奇妙な宇宙人や機
械が続々と出てきます。私が今回驚いたのは、ドラ
えもんの「どこでもドア」。287ページです。も
ちろんドラえもんよりずーっと昔に書かれた小説な
のです。藤子不二雄はここからアイデアをもらった
のでしょう。SF小説としては中途半端ながら、そ
こそこ読ませます。

2時間50分


お尻を叩くと舌を出す猫


評価  ★★★




☆..。
☆★☆..。..。
☆..。
▲ ▲
▲▲                           ▲▲
■ ………………………………………………………………………■





________________________________________________________________

評価について

☆☆☆☆☆・・・・・何が何でも読みましょう
★★★★★・・・・・めったに読めない逸品       
★★★★・・・・・・なん読お薦め本      
★★★・・・・・・・好み次第だけど、平均点以上     
★★・・・・・・・・他に本がなければ         
★・・・・・・・・・時間のムダを覚悟するなら           


▲    
▲▲  ご意見ご要望は下記まで
kiriya@ms4.megaegg.ne.jp

バックナンバーは、こちらでご覧になれます。

なん読全リスト
http://www.syuriken.net/nandoku/

2007年10月6日土曜日

来年の二月までに本を出版するぞ!!!

小説の設定を37歳にしよう!

もうすぐ「イード」だから、みんなが現金を欲しい。

三階の大家も五ラックまでは妥協してきたけど、、、。最後はどうなることやら。

2007年10月2日火曜日

何はともあれ、神様が前面バックアップしに来たぞ!!!


お金の送金で少しもたついているが、三階建てのゲストハウスもひょっとしたらテニ入るぞ!!!
もう貧乏神はドッカ逝っちゃったかな!!!

実在の人物 福の神 仙臺四郎(本名 ...
350 x 536 - 56k - jpg
technico.jugem.jp