2007年9月19日水曜日

苦節14年



ナオミ・ワッツ
最新版 2007-02-26 03:04 excite_cinema | 初版 2007-02-26 03:04 excite_cinema | 編集 | 履歴
カテゴリ = 女優 / タグ = イギリス , 2003主演女優賞
Naomi Watts
1968年、イギリス生まれ。
2001年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したデビッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』の主演で、一気にスターダムに登り詰めたナオミ。文字どおり一夜にしてハリウッド・セレブの仲間入りを果たしたように見えるが、実は14年という長い下積み時代がある。ブロンドヘアの正統派美人であることが、かえって彼女の個性とキャリアを妨げたのかもしれない。しかし『マルホランド・ドライブ』に続いて主演した、ハリウッド版リメイク『ザ・リング』も全米で大ヒットを記録し、確固たる評価をものにした。イギリス生まれのナオミは10歳で父を亡くし、14歳の時にオーストラリアに移住した。93年にTVドラマ「過失」でデビューし、95年の『タンク・ガール』で映画デビューを飾る。その後も『ラスト・ウェディング』や『監視』などの端役でキャリアを積むが、ナオミの個性が生かされた役には長い間恵まれなかった。オーストラリア出身のニコール・キッドマンとは長年の親友関係で、なんとかニコールの励ましのお陰で腐ることなくチャレンジし続けたという。小柄ながら、多大なパワーを内に秘めている。『娼婦ベロニカ』では主役の友人という脇役ながら印象を残し、『ダウン』で堂々の主役を獲得。03年に主演したアレハンドロ・ゴンザレス・イリャリトゥ監督の『21グラム』で再び批評家の絶賛を浴び、様々な映画賞を獲得、その年のアカデミー賞でも初のノミネートを受け、名実ともにハリウッド・トップ女優の仲間入りを果たした。

[関連人物]
ニコール・キッドマン

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